海外の鍼灸事情 発達障害 2
海外の鍼灸事情 発達障害 2
今回はアメリカの発達障害の鍼灸治療
のお話です
前回と同じく鍼灸netからの記事です
ADHDとは、注意欠陥多動性障害のことで、
どこの国でも数十人に一人程度発症する
といわれる発達障害のひとつです。
CDC(米国疾病管理予防センター)の報告では、
2008年以降、アメリカでは幼児のADHDが
急増し、現在は男子高校生の20%近くが
ADHDと診断されています。
ADHDになると、ドーパミンなど脳の
神経伝達物質のバランスが崩れて十分
に働かない状態になります。
そのような状態の子供たちに鍼灸治療
をするとセロトニンやドーパミンなど
の神経伝達物質に強い作用を及ぼす
そうです。
つまり、鍼灸治療でADHDの症状だけ改善
するのではなく、根本的な部分に働きかける
ということなんですね。
鍼灸治療がどのように効くのか
◆ADHDと診断された10人の子供たち
それぞれの徴候や症状にしたがって
異なるツボに鍼を打つ。
◆つまり10人いれば10通りの治療
をすることになる。
いずれの場合も、ドーパミン、セロトニン、
エンドルフィンなど、気分を良好にする
化学物質に強く働きかけるため、ストレス
を解消させてリラックスさせてくれます。
ADHDで来院した落ち着きのない子供も、
鍼治療をする30~40分のうちにリラックス
して眠ってしまうそうですよ。
日本ではなく、他の国でこのように
発達障害のみならず、色々な疾患に
鍼灸治療は適用されています
次回は、小児喘息、難病への鍼灸治療
のお話です
子供たちの未来の為に